講師コラム

ご飯

2013.08.02杉浦コラム「fifty-fifty」

 夏期講習の真っ最中です。学習面では一年で最も大切な時期、生徒たちがそれぞれの課題・目標に向けて必死な姿が見られます。今年は夏期講習が終日のカリキュラム(5・6年生)となっております。保護者様におかれましては昼食の準備のご協力、本当にありがとうございます。

 さて、昼食をふつう「お昼ごはん」というように、「ごはん」には「米を炊いたもの」のほかに、「食事全般」を指す意味があります。5年生の週例テストにも出題しましたが、「ご飯」の「飯」の訓読みは「めし」ですね。「ご」は丁寧語です。「お味噌汁」「お豆腐」のことを「味噌汁」「豆腐」と言っても別におかしな感じはしませんが、「ご飯」のことを「めし!」と言ってはなんだか乱暴な言い方に聞こえますね。「めし」の語源は「召し上がる」(=「食べる」の尊敬語)の「召し」からきているようですが、日常使う言葉として「めし」では具合が悪く、「ご」をつけて「ご飯」というのが普通になっているのは、やはり「食事」をいただけることへの感謝とともに、作ってくれた人、命を提供してくれた動物への敬意の表れなのだと思います。

 夏場は食欲が落ちるとか言われますが、私は絶好調です!(おかげで体重増が止まりませんが……)みなさんも食事をしっかりいただいてエネルギーに変え、学習はもちろん、元気に夏を乗り切りましょう!