講師コラム

正宗

2018.11.10杉浦コラム「fifty-fifty」

 『おぼろづき』『天使のうた』『まなむすめ』さて、これらは何の名前でしょうか!? …わかったキミ!よく知っていますね。ではこれならどう!? 『おいでまい』『ミルキークイーン』『森のくまさん』…そうです、みんなお米の名前です。農家の人たちの絶え間ない努力によって今日もおいしいお米をいただくことができます。そしてこのたび宮城県より、新発売となるブランド米の記事が新聞に載のっていました。その名も『だて正夢まさゆめ』。戦国武将、伊達だて政宗まさむねの天下取りは夢に終わりましたが、その夢を米に託たくし、米での天下取りを正夢にしようという気持ちが込められているそうです。

 11月に入り、6年生はいよいよプレ入試=他塾生との前哨戦ぜんしょうせんが始まります。授業中や自習室の様子も少しずつ受験生らしい雰囲気が出てきましたが、月例テストや全中の答案を見ていると、国語に限らず漢字ミス・表記ミスがまだまだ多いです。それが命取りとなって、みなさんの志望校合格が正夢でなく、ただの夢で終わってしまうこともあります。テスト中はもちろんですが、日々の家庭学習においても適度の緊張感を保ち、本番で力を発揮できるように意識して取り組んでいきましょう。

 私は子どものころ、新しい先生にあたるたびに、「正宗まさむねくん」と名前をまちがえられました。「あのー『正崇まさたか』なんですけど(宗の上に山がついてるでしょ)…」と言うのもいちいち面倒でした。常用漢字ではない私の字はともかく、みなさんが小学校で習う漢字は大切なものばかりです。しっかり練習して、集中して、本番でのまちがいを限りなく減らしましょう。「正夢」まで、あと2か月です。