講師コラム

1000スイング

2010.04.01堀内コラム「堀内道場」

 「日本一の練習をしてきたから自信を持っていけ」
 これは沖縄の興南高校野球部の我喜屋監督から選手たちに常に語られる言葉です。興南高校は先日、春の選抜高校野球で優勝しました。どれだけ練習しても、なかなか自信というものは実感できないものです。しかし、興南高校の選手たちは、冬の練習で1日1000本の素振りをしたそうです。優勝も納得できますよネ。1日1000スイングです。考えてみてください。ゴルフ好きなお父さんでもなかなかできませんよ(笑)。1000スイングするために、練習時間の1時間を費やしたのです。だから言える言葉なんですよネ。

 よく「夏休みに1日5時間勉強する」「夏休み中に100個覚える」と言っても、実行できずに途中で断念する人をみかけます。「30分したらトイレ」「少しのどが渇いたのでお茶」と何かの理由をつけてすぐ休憩。それは当然で、つまり普段からやっていないからです。いきなり明日からそんな突然にうまくいかないですよネ。普段からというのがどれだけ大切か。夏休みに頑張るためには、その前の5、6月から少しずつ実行できるかです。

 「算数の才能ないもん」「暗記する才能ないもん」「国語の才能がある人はいいなー」と言ってばかりではいけません。誰でも才能は持っています。現に、成功している人たちはみんな、「あきらめない才能」「努力する才能」「続ける才能」を持っているように思います。Next Age生にもこの才能を持っている人たちがたくさんいることを知っています。そして、Next Ageで必ずこの才能に気づくことができます。それだけのことをやっています。だから私たちも言えるのです。「自信を持っていけ」